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昨日はお隣さんに夕飯をご馳走になりました。
お隣のYさんとはもう随分長いお付き合いになります。
院長は生まれてからずっと今の家に住んでいます。私が物心つく頃にはもうYさんはお隣にお住まいで、それからずっと今に至ります。家は早くに母を亡くしていて、Yさんにもいろいろとお世話になりました。今でも良く覚えていて食事をご一緒するときに必ずといっていいほど話題にのぼるのが「雑巾を縫ってもらった話」です。
小学校から雑巾を持参するように言われたとき、その時既に母はいなかったのかどうかは覚えていないのですが、Yさんの奥さんに雑巾を縫っていただいたことを今でも覚えています。確か兄と一緒にお隣に伺って、私は何だか申し訳ないようなどうしたらいいのか分からないような気持ちでいました。それ以降も両親が亡くなった時などいろいろなタイミングでお世話になってきました。そのうち私はパソコンに詳しくなり、Yさんが活動されている「紙敷自然塾」のホームページ作成やそれに伴うパソコンの操作についてのアドバイスをさせていただいたりと、交流が長く続いていました。
まぁ前置きが長くなりましたが今回の食事会です。
今回は私の家の屋根の塗りなおしをYさんご夫婦がやってくださることになりました。
私の家は築30年以上でかなりガタが来ています。中でも目立つのはトタン屋根の痛み。屋根全体の1/3~半分ほどが錆びてしまい、かなりみっともない姿になっていました。数年前からYさんのご主人に
「屋根塗り直さない?手伝うよ!」
と勧められていました。
Yさんのご主人は様々な趣味をお持ちです。特に物作りがお好きで、元々電気メーカーの営業から入られて技術の知識を得てアンプを自作したり、何と千葉の大多喜には5年もかけてログハウスを建ててしまうほどの腕前。屋根の塗り替えも経験済みで工具も揃っているのだとか。
勧められた当時はまだ雇われで働いていて休みの日も疲れていたので気が進まなかったのですが、自営を始めてからは体力的な余裕も出てきて、何より屋根のさび具合がかなり進んでいて放置できない状態になり、Yさんにお手伝いいただくことになりました。
昨日は日程や必要な道具などの打ち合せだけをするつもりで伺ったのですが、道具を買いに行ったりYさん宅のパソコンで問題が発生したので対応しているうちに夜になり、そのまま夕飯にお呼ばれすることになったのです。
Yさんご夫婦はアルコールが入り、院長はあまり飲む気がしなかったのでお茶での食事が始まりました。
最近どう?仕事は?そう大変だね~。
Yさんご夫婦はお子さんがいないので、院長のことをわが子のように気にかけてくれていました。
それはね、こうこうこうすればいいんだよ、
そういう時はこんな風にすればいいのよ、
まぁ待てよ、○○くん(院長のこと)だってわかってるんだからそんなこと言うなよ!
いやでもね、そうじゃなくて…
いいから黙ってろよ!
もはや酔っ払ったYさん夫婦はヒートアップ、呼吸も荒くなり手がつけられません。
私は一人しらふで目いっぱい笑って見せました。
そうしていないと何だか泣きそうになってしまったからです。
子供の頃から見守ってくださったYさん夫婦をはじめ、何かと気にかけてくれる遠くに住む兄の家族、兄の義母、鍼灸の専門学校時代の同級生、アドバイスを下さった同業の先輩、事業のカウンセリングをしてくださった先生、私を頼り、応援してくださる患者さん方、その他多くの方々に見守られ、助けられ、必要とされていることを思い出した瞬間でした。
不況だ何だといろいろあってそれなりに大変ではありますが、また気合いを入れなおして頑張ろう!と思った夜でした。
Yさんのホームページはこちら↓
紙敷自然塾
良ければ下のおまけもご覧ください。
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大塚キャスター、急性リンパ性白血病で療養へ
院長は毎朝フジテレビのめざましテレビを見ています。放送開始直後から大体どこかしらのコーナーは見ているので、もう17年の付き合いです。先週の水曜日からメインキャスターの大塚範一さんの姿が見えなくなっていたので心配していたのですが、番組では「体調不良でお休み」という説明でした。
病気が公表される前まではネットでは「そろそろ降板か!?」などと囁かれていていました。確かに最近言葉が出てくるのが遅かったりしていたので気にはなっていて、体調不良は降板のよい口実にされてしまうのではないかと考えていました。ですがよりによって白血病とは…。
白血病は「血液のガン」とも言われ正常な造血機能を妨げる難病です。昭和のドラマでは不治の病の代名詞でしたが、現在は治癒例も多くなっているもののいまだに難しい病気です。
白血病を患った有名人では夏目雅子さん、渡辺謙さん、アンディ・フグさん、吉井怜さん、本田美奈子さん、中島忠幸さん(お笑いコンビ・カンニング)といった方々がいらっしゃいます。
実はこの名前の並び、ある法則があります。
夏目雅子さんから本田美奈子さんまでは「急性骨髄性白血病」、
中島忠幸さんは「急性リンパ性白血病」を患っていました。
急性骨髄性白血病は骨髄にある造血幹細胞が元でなる白血病で、大人に多く白血病全体の2/3を占め、
急性リンパ性白血病は免疫機能を担うリンパ球が元でなる白血病で、子供に多く白血病全体の1/3を占める
という違いがあり、大塚さんは後者に当たります。
大塚さんは他の同種の番組のキャスターの方々と比べ押し付けがましかったり威張ってみたり自慢話をしたりとかそういったことをあまりされない方で、見ていて非常に安心感がありました。病気を克服していつか再び現場に復帰されることを願います。
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昨日は西葛西で開業されている整体の先生の所へ陣中見舞いに行ってきました。
ボディバランス整体~kenyukan~
こちらの先生は浦安で長年営業されていたのですが、今年6月頃に西葛西駅近くに移転してご活躍されています。
実は私が開業前に整体術を教わった先生で、合気道の兄弟子でもある方です。大いなる優しさと、少しの厳しさと、かなりの適当さを併せ持つとても良い先生です。別に昨日ラーメンをおごってもらったから言うわけではありません。本当です。
移転先はマンションの一室で、とてもアットホームで居心地の良い空間でした。また今後の営業方針などにとって参考になることをいろいろと教えていただき、大変勉強させていただいたひと時でした。
このご時世いろいろありますが、お互い励ましあって、協力し合って頑張ろう!ということでラーメン屋を後にしました。もしかするとPCやHPのサポートもありそうな予感?なので、今後もお付き合いが続きそうです。
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久しぶりにコママンガを描いてしまいました…いやマンガと言っていいものか。
先日こんなやりとりがありました。
相手:「お仕事は何を?」
私:「本八幡で鍼灸の治療院をしています」
相手:「あぁ、鍼灸というと、熱いのと痛いのと…」
私:「…(沈黙)」
基本的にこういう反応の方が多いです…(泣)。
今日はお灸の話を少々。
お灸と言えばおしおきの代名詞、「熱い」というイメージがどうしても先行しがちですが、一口にお灸と言ってもいろいろな種類があります。その中でも「棒灸」は、もぐさを棒状に固めて紙で巻き、それに火をつけ患部にかざして温熱刺激を与えます。
肌から適度な距離を開けてかざすと、ほんわり温かくなってとても気持ちよくなってきます。
特にこれから冬に向かって寒くなる季節、棒灸でお腹を温めると全身ぽかぽかして元気が出てきます!
現物はこんな感じです。
白い部分が棒灸本体で、木の部分は持ち手とカバー。棒灸の部分の長さを調節して肌との距離を合わせ、体を適度に温めます。
底は金網が張ってあって灰が落ちないように工夫されています。また金網は肌に触れないので「あちっ!」
なんてことにもなりません。
マンガのイヌさんのように、ぜひ棒灸の良さを体験してみてください! -
今回は症例についてです。治療院ブログなのでたまにはそれらしいことも書くのです(苦笑)。
今回の症例はMさん、男性30代後半。内緒ですが私のことです。
数日来胃のあたりがしくしくと痛む。15年ほど前に胃潰瘍の既往あり。
以前の同様の症状の場合はお腹にあるツボ「中[月完](ちゅうかん。[]でくくっている文字はこれで一文字であることを表す)」に鍼を刺し、その上に灸を載せて燃やす「灸頭鍼」を行って回復していました。ちょっと食べ過ぎたりストレスでイライラした時の胃痛は大体これで治っていたのです。
ですが今回はこれで回復しませんでした。そうなると他の代表的な胃経のツボ「足三里」「胃兪」にお灸をしましたが、多少楽にはなるもののやはり今ひとつすっきりしません。これは何が悪いのか…?
そこで考え方を変えることにしました。
痛みのある場所は解剖学的には胃のある部分の近く。だから直接胃に関するツボを刺激していました。別の言い方をすると「心下部(心窩部)」。上腹部の胃の辺り、鳩尾(みぞおち)の部分を指します。確かにここが痛い。
東洋医学では「心下満(しんかまん)」という言葉があります。心下部がつかえて苦しい状態のことです。自覚的には「痛い」と書きましたが、苦しいといえば苦しい…じゃあ心下満に対応する治療をしよう!と。
心下満の時は「井穴(せいけつ)」を使用します。井穴とは単独のツボの名前ではなく、ある種の属性を表します。井穴は「気の出るところ」の意味があり、心下満を主治します。井穴は12の臓腑につながる「正経十二経脉」のなかで、手足の末端に位置しています。今回は他の状態から判断して、やはり飲食物の消化・吸収に関わる「足の太陰脾経」の井穴、「大敦」を選択、ていしん(刺さない鍼)で刺激を加えました。鍼を当てると心下部が徐々にすっきりしてくる感じ。その後翌日には症状がなくなっていました。
鍼灸は肩こり・腰痛・神経痛など、筋肉や神経の症状に聞くことは良く知られていますが、こういった内臓への働きかけにも優れています。施術中にお腹がゴロゴロ鳴り出したり、大きな“ガス”が出る方もしばしば…。
「施術が終わって家に帰ったら三日ぶりに“出た”よ~!ありがとう!」
なんて話も良く聞きます。
便秘のツボについては、また後日。